2023年沖縄で開催されたバスケットワールドカップで大躍進。
2024年パリオリンピックで銀メダルに輝いた地元フランスを後一歩まで追い詰めた。
長らく低迷が続いた日本男子バスケットは近、,確実に進化しています。
その躍進を支えている人物はヘッドコーチのトム・ホーバス氏です。
2024年11月21日 第2期となるホーバスジャパンが始動。
アジアカップ出場に向けての戦いが始まりました。
初戦はモンゴルを相手に見事に勝利。
次に対戦する相手はグアム代表。
これをみて、筆者は思いました。
「ん?グアムってアジアなのか??ハワイのようにアメリカじゃないの??」
そこで筆者の可能な限り調べてみて、バスケットのグアム代表がなぜアジアカップの予選を戦っているのかをまとめました。
国際バスケットボール連盟(FIBA)の区分
国際バスケットボール連盟(FIBA)は213の国や地域が加盟しており、
サッカーの国際連盟であるFIFAの211を上回る数字です。
FIBAを構成するのは
・FIBAアフリカ
・FIBAアメリカ
・FIBAアジア
・FIBAヨーロッパ
・FIBAオセアニア
の5つの大陸連盟が組織されています。
FIBAアジア内はさらに
・東アジア
・東南アジア
・中央アジア
・南アジア
・西アジア
・湾岸
の6つのサブゾーンに分けられております。
日本は東アジアに所属しており、グアムはどこにも所属していませんでした。
やはりアジアの国と区分されている訳ではないようです。
グアムってどんな国?
Wikipediaで調べると
グアム[注 1]（英語: Guam、チャモロ語: Guåhån）は、太平洋にあるマリアナ諸島南端の島。アメリカ合衆国の準州。
1898年の米西戦争からアメリカ合衆国の海外領土。第二次世界大戦下で1941年から1944年にかけて日本軍が占領統治し、「大宮島（おおみやとう）[1]」と呼ばれた[2]。
Wikipediaより引用
とあり、やはり国としてはアメリカにあたるようです。
アメリカの領土であればFIBAアメリカに所属するのかと思い調べましたが、
グアムの名前はありませんでした。
グアムの場所は?
グアムは以下の地図の赤丸の部分にあります。
日本の南、オーストラリアの北に位置します。
グアムは、南太平洋・オセアニア海洋部に浮かぶ島々の総称であるミクロネシアに含まれます。
地域的にはFIBAオセアニアにあたるかと思い調べると、ついにグアムの名前を見つけました。
オセアニアなのにアジアカップ???
FIBAオセアニアに所属するグアム代表がなぜアジアカップの予選を戦っているのでしょうか?
アジアだけでなく、各大陸で選手権が隔年で行われてきており、
・アジア選手権(1960〜)
・アフロバスケット(1962〜)
・アメリカップ(1980〜)
・ユーロバスケット(1935〜)
・オセアニア選手権(1971〜2015)
グアム代表チームはFIBAオセアニアに加盟する国としてオセアニア選手権に出場してきましたが、
2015年大会を最後にこの大会は終了し、以降はアジア選手権と統合され、名称も現在の「アジアカップ」となったそうです。
最後に
・アメリカの準州にあたるため、国としてはアメリカ大陸
・地域としてはオセアニアにあり加盟もFIBAオセアニア
・オセアニアの大陸選手権は2015年に終了したためアジアカップに参戦し、大陸選手権を戦っている
以上がグアム代表がアジアカップを戦う理由になります。
ちなみに、グアム代表には日本のBリーグチーム、信州ブレイブウォーリアーズ所属のサイモン拓海選手がグアム代表に選出されています。
日本代表とサイモン選手に声援を送りましょう!!
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