【ミニバス初心者】動き方がわからない!を解決(オフェンス編)

ビギナー

ミニバスを始めてすぐに試合に出してもらったけど、

「どうやって動けばいいかわからない!!」

「何もせずにいつも終わってしまう・・・」

「不安だからまだ試合には出たくない・・」

などでお悩みではないでしょうか?

初めての試合でも、チームのコーチから具体的な指示をもらえない事は意外と多く、不安な方は多いと思います。

この記事ではそんなお悩みを少しだけ解決する事が出来る記事です。

バスケットに関わって30年の筆者が、初心者にまず覚えてほしい動き方や考え方をお伝え致します。

ポイントは以下の3つです。

この記事のポイント

・初心者のうちは、シュート・ドリブルよりもアシストパスを狙う事が得策

・活躍するために必要なピボットの技術

・自分達のボールになった時、コートのどこを走るべきか。

基本的なポジション

バスケットボールにはポジションが存在します。

ポイントガード

❶に位置する事が多く、ミニバスにおいては最も要になるポジション。

・ボール運び

・ドリブルで攻めて点数をとる

・ノーマークの選手を見つけて効果的なパスを出す

などの役割があります。

初心者で入って最初からこのポジションを任される事はほぼありません。

シューティングガード

❷に位置する事が多く、外からのシュートを多く狙うポジション。

ミニバスでは3Pシュートがないため、ポイントガードの補助や、後述するフォワードのような役割をこなします。初心者はこのポジションを任される事が多くあります。

フォワード

❸に位置する事が多く、ドリブルで攻めたり、外からシュートを打つなどのオールラウンダーです。

主に点数をとりに行くのが仕事と言われます。

パワーフォワード

❹に位置する事が多く、フォワードと同様、点数をとりに行く事が求められます。

また、フォワードよりもリングに近い位置でプレーする事も多く、リバウンドを取ることも期待されます。

センター

❺に位置する事が多く、チームの中で背の高い選手が任される事が多いポジションです。

リバウンドをたくさんとり、チームのチャンスを増やすことや、ドリブルで切り込んできた選手をブロックするなどサッカーでいえばゴールキーパーのような役割があります。

※チームによって異なるため説明通りの役割じゃない事も多々あります。

ボールをもらったらまず”アシストパス”を狙う!

あなたが入ったばかりの場合、❷❸のポジションでプレーする場合が多いでしょう。

入ったばかりの選手を指導していると、圧倒的に多い悩みが

「ボールをもらっても何をしていいかわからない・・・」

「ボールを取られるのが怖いから、パスしないでほしい・・・」

です。

あなたが❷の選手だとします。

下図の位置でボールをもらった場合はまず何を考えればよいでしょうか?

・自分をマークしている相手をドリブルで抜き去ってシュートを決めましょう!

・3Pシュート(ミニバスはありませんが)を狙って得点を目指しましょう!

上記はミニバスを始めたばかりの選手にはあまりにもハードルの高い要求です。

守っている相手が経験のある選手であればドリブルで抜き去るのは至難の技です。

ゴールのすぐ近くから決めるのも最初は難しいのに、3Pシュートの距離から打ってもほぼ入りません。

そのため、筆者がおすすめしたいのは、シュートにつながる効果的なパスをする事を狙ってほしいと思っています。

専門的に言うとシュートにつながるパスは、”アシストパス”といいます。

「なんだ、パスだけか。地味で面白くなさそうだな」

という声が聞こえてきそうですが、侮るなかれ。

初めて間もない選手がこのアシストパスを決めると、メチャクチャ盛り上がります。

「○○ナイスパス!!!」

「よく見てていいパスだったよ!!」

「すごい!!」

見ているコーチ・選手・保護者からはシュートを決めた選手と共に、パスを出した選手も賞賛されます。

上で示した図の位置でボールをもらったら、慌てずにアシストパスになるような動きを味方がしてくれるのを待ちましょう。

以下ではアシストパスにつながりやすい動きを具体的に解説していきます。

“ダイブ”へパス

ゴールから遠い位置にいる選手(図の❸の選手)がゴールに向かって飛び込んで行く動きを”ダイブ”と言います。

ダイブする事で、❸の選手が振り切ったところにパスをすると、シュートを邪魔するディフェンスがいなくなります。

ダイブしてくる選手がいたらそこにパスを出してみましょう。

“フラッシュ”へパス

ゴールに近い位置の選手(図の❺の選手)が近づいてくる動きを、”フラッシュ”と言います。

この動きはよりゴールに近い位置でパスを受け取るチャンスが増えるため得点率の高い動きです。

フラッシュしてくる選手がいたらそこにパスを出してみましょう。

“ポストアップ”へパス

比較的ゴールの近くにいる選手が、ゴールと相手ディフェンスを背中にしてボールをもらおうとする動きを”ポストアップ”と言います。

ポストアップも得点に直結しやすい動きです。

ポストアップしてくる選手がいたらそこにパスを出してみましょう。

パスを成功させるコツ

アシストパスを出すには、もう一つ重要な要素があります。

それは、素早く・強いパスを出す事です。

これが意外と難しいものです。

筆者はバスケットボールのコーチと共に、10年以上、理学療法士としてバスケット現場でトレーナーとしても活動してきました。

肩甲骨に付着する筋肉をしっかりと働かせる事で、素早く・強いパスは出せるようになります。

興味のある方は↓↓のリンクから詳細を確認してみて下さい。

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アシストパスを狙えなくても慌てず❶に戻す

❸〜❺の選手が上述したような動きをしてくれない場合もあります。

その場合、次に考えるべきは、❶の選手へボールを渡す事です。

❶のポジションにいる選手はドリブルが上手で、バスケット経験の多い選手が任されるため、ボールを預ければなんとかしてくれます。

ただ、❶の選手にボールを渡す意識が強すぎて慌ててしまうと、以下のようにディフェンスにボールを取られてしまう事が多く発生します。

このようにボールを取られると、ゴールを守る選手が誰もいないため、すぐに相手に点数を取られてしまうため避けたいものです。

対策方法としては、安易にパスを出さず、❶の選手が手渡しできる位置まできてくれるのを待つ!

のがおすすめです。(下図を参照)

手渡しで行うパスによりミスが格段に減ります。

❶の選手が手渡し出来る位置まで助けに来るまでの時間。

この時間に黙ってボールを持っていると確実に相手のディフェンスに取られてしまいます。

それを防ぐのがピボットという技術です。

以下にピボットの方法を解説された動画をご紹介致します。

ボールを保持している間はこのピボットを踏み続けながらパスを探します。

どこにもパス出来なかったら、自分でドリブル!

ボールを自分が受け取ってから5秒以上何もせずにボールを持ち続けると、バイオレーション(反則)となり、相手ボールになってしまいます。

そのため、❶にも渡せない状況になり、5秒経過しそうになったら最後の手段に移ります。

自分でドリブルして攻めます。

記事冒頭で、「ドリブルで抜き去るのは至難の技」と紹介しましたが、5秒近くパスを探した後は、実は状況が変わっています。

相手ディフェンスは、間違いなく

「この選手はパスしかしない!!」

と油断しています。

そのスキをつきます。

パスを探しているところから急にドリブルをされると、相手ディフェンスが経験者でもついていけない事があります。

ドリブルで相手を抜けたら、後は何も考えずにゴールに向かって一直線。

ぎこちなくても良いのでシュートを狙いましょう。

もし入ったら、ベンチ・保護者席はお祭り騒ぎになるほど盛り上がるはずです。

また、仮にシュートが外れたり、ゴール直前でボールを奪われてしまっても

「ナイストライ!」

「いい積極性だったよ!」

「惜しかったよ!」

と賞賛されるでしょう。

ディフェンスからオフェンスに切り替わったらとにかくゴールへ走る!

次に、ディフェンスからオフェンスに切り替わった後はどうするかを解説します。

これは難しい事はなく、とにかくボールをもらうつもりで横を走ります。

オフェンスに切り替わった瞬間は大抵の場合はドリブルが上手な❶の選手がボールを受け取るように動きます。

❶がドリブルするためには真ん中が空いている方がドリブルがしやすいです。

そのため、図のように横に開いてから走る事が基本とされています。

※❷があなたです。

上記のように一度横に開いて、その後ゴールに向かって走ると、

・❶の選手がドリブルできるスペースが広がる

・ゴール付近で自分がノーマークでボールをもらいシュート出来る可能性が上がる

事が期待できます。

ドリブルに自信がないうちは、ボール運びは他の選手に思い切って任せてしまいましょう。

※一緒に出ている選手が全員初心者だと話は別です。

まとめ

この記事のポイントは

・アシストパスを狙う

  →ダイブ、フラッシュ、ポストアップにパス

・パスが出せなくても慌てず、❶の選手に渡す。

  →ボールを保持している間はピボットを踏む

・パスが出せない時に自分で攻める。

・走るときはコートの横が基本

でした。

情熱を持って始めたバスケットが、試合で何をしていいかわからず、つまらない。

これはバスケットに関わる筆者としてはとても悲しい事です。

そんな選手を1人でも減らすためにこの記事を役立てて頂けると嬉しいです。

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