ハンドラーー必須スキル「サイドヘジ」のキレが出ない理由4選

ドリブルスキル

ハンドラーは必須”サイドへジ”

バスケットのドリブルスキルには様々なものがあります。

ドリブルで仕掛ける際に大事な要素の1つはとにかく相手にスティールされないこと

が重要ではないでしょうか?

スティールされる場面の代表例はドリブルをつく手を変える、フロントチェンジした瞬間

ではないでしょうか?

この記事でご紹介する、

サイドへジテーションはドリブルチェンジせず仕掛ける事が出来るスキルです。

このスキルを聞いた事がない。又は、練習してもなんだか上手く出来ない方は最後までこの記事を読んで、スキル向上に役立ててください。

この記事でわかること

・サイドへジテーションとは何か?

・サイドへジテーションのキレをupさせるトレーニング

サイドへジテーションとは?

へジテーションとは日本語で「躊躇する」という意味があります。

ドリブルしながら、横に切り返すように見せるスキルです。

サイドへジテーションが解説された動画を紹介します。

サイドへジテーションが上手く出来ない理由4選

動画を見て練習しても上手く出来ない方もいます。

理由は大きく分けて4つ。

ポケットドリブルが出来ていない

動画に出てきたように、ストップ直後に、ためを作ります。

そのため、ポケットドリブルのスキルが必要になります。

ポケットドリブルがわからない、又は上手く出来ない方は以下のリンクに練習方法が解説された動画と上手く出来ない方の改善方法を載せたリンクがありますのでそちらも参考にしてみて下さい。

>>「ポケットドリブル」に必要な肩甲骨。上達のコツはこの筋肉だ。

パワーポジションが取れない

ストップする際には安定して止まる事が出来ないと次の動作を行う事は出来ません。

切り返し、カッティング動作は、一瞬ですが片脚でパワーポジションが取れる必要があるため

十分な股関節の可動域・筋力が必要になります。

パワーポジションが上手く取れない方は、下のリンクにうまく出来ない原因と改善方法を載せたリンクがありますのでそちらも参考にしてみて下さい。

>>1000人以上を見てきた理学療法士が教える、「パワーポジション」の作り方

胸椎の回旋可動域が乏しい

切り返しのフェイクが本当に切り返して来るように見えるためには

上半身が柔軟に動いている必要があります。

特に、胸のレベルの背骨である”胸椎”の可動性がとく重要です。

胸椎の回旋可動域改善に必要なトレーニングをご紹介します。

胸椎回旋仕組にみをさらに詳しく知りたい方は以下の記事のを参考にしてみて下さい。

>>ドライブでボールを失いたくないなら、この可動域をチェック!

蹴り出しが弱く、切り返しが遅い

4選の最後になりましたが、これが最も大事なポイントです。

山本選手の動画で説明があったように、本当に切り返すように見せるためには

内足に体重をかけて、重心を移動させる。

事が必要です。

内足に体重をのせた後、返ってくるスピードが遅いとキレのあるサイドへジテーションは完成しません。

このポイントについては少し深く掘り下げてみます。

切り返しを早くする3つのポイント

床反力を得る

物理の授業で習う、”作用反作用の法則”を覚えてますでしょうか?

作用反作用の法則=物体に力を加えると必ず逆向きの力が現れるという物理の法則です。

つまり、切り返すために、

足で床を押すと、床ら足を押し返してくる力が生まれます。これが”床反力”です。

この床反力が発生した時は自然に反対方向へ向かうエネルギーが発生します。

しかし、この時、体幹が不安定では床反力を得る事が出来ません。

動きの中で体幹を真っ直ぐにし、安定させる力が必要になります。

トレーニング方法は様々ありますが、一例をご紹介します。

安定性を高める事が目的のため、「高負荷」で実施することをおすすめします。

伸長反射を利用する

伸張反射とは、筋肉と骨をつなぐ腱(正確にはゴルジ腱器官といいます)が急激に伸ばされると、断裂の危険を感知し、意識とは無関係に縮もうとする反射の事です。

この反射を上手く利用すると、自分の持っている筋肉以上のパワーを得ることができ、素早い切り返しが可能になります。

伸長反射や床反力を上手く得るためのおすすめのトレーニングをご紹介します。

切り返し動作により近づけるために、直線のバウンディングが出来る様になったら、

「ジグザグバウンディング」を実施してみて下さい。

ポイントは直線と同じです。

大殿筋を強化する

大殿筋は名前の如く、殿部で最も大きな筋肉です。

横方向への動きのため、真後ろについている大殿筋よりも殿部の横についている筋肉が重要と思われがちですが、切り返し動作で最も強く活動するのはこの大殿筋です。

大殿筋をしっかり強化する事で、大きなパワーを得られ、早い切り返しが可能となります。

トレーニング方法の一例をご紹介します。

効果を感じやすいものを実践してみて下さい。

まとめ

スティールされるリスクが低く、応用が効きやすいスキルである、サイドへジテーションを紹介しました。

練習しても上手く出来ない原因は4つ

①ポケットドリブルが出来ていない

②パワーポジションが取れない

③胸椎回旋可動域が乏しい

④蹴り出しが弱く、切り返しが遅い

でした。

特に④

が重要で、これを解決するには

・床反力を得る

・伸長反射を利用する

・大殿筋を強化する

がポイントでした。

シンプルなスキルの中にも細かい注意点がたくさんある事をご理解いただけたでしょうか?

この記事がご自分の動きを見つめ直す事につながれば幸いです。

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