「うちの子、バスケ向いてないかも…」と悩む前に知ってほしい“晩熟”の話

ミニバスをやっているお子さんをお持ちで、

  • 「足も遅いし、ジャンプ力もない」
  • 「周りの子と比べて、運動能力が低い気がする」
  • 「バスケの才能はないのかも…このまま続けて、意味あるのかな…」」

そんなふうに悩んだことはありませんか?

もし、今こう感じているとしたら、
それは“才能がない”のではなく、“晩熟なだけ”かもしれません。

子どもの成長には大きな個人差があります。
同じ小学5年生・6年生でも、

  • すでに身長が伸び、筋力もついている子
  • まだ体が小さく、これから成長期を迎える子

が混在しています。

この「成長の早い・遅い」を
早熟・晩熟 と呼びます。

ミニバスの年代では、
ジャンプが高い・走るのが速い子が目立ちやすいため、
どうしても 早熟な子が有利になりがちです。

毎日練習を頑張っているのに、周りの子とどんどん差がついていく…。

我が子のそのような場面を目の当たりにすると、親として焦ってしまうものです。

筆者にもミニバスをしている息子がいるため、その気持ちは非常によく理解できます。

本記事はそんな、親の焦りを少しでも軽くするために作成しました。

子供の頑張りを温かい目で見守れるよう、記事を最後まで読んで参考にしてみて下さい。

スポンサーリンク
目次

科学が示す「早熟・晩熟タイプの違い」

日本の研究ではありませんが、早熟・晩熟の子にはどんな特徴があるかを示した研究があります。

パレスチナの12〜16歳の男子バスケットボール選手を対象にした研究では、

  • 早熟な選手
    ジャンプ力・筋力・スプリントで有利
  • 晩熟な選手
    アジリティ(方向転換)や持久力で相対的に有利

という結果が報告されています。

つまり、
早熟な選手は身体が大きい上に、足も速い、ジャンプも高い。
ということです。

ミニバスは1クォーターが6分と短く、かつ、全てのクォーターに出場は出来ないルールになっています。

そのため、持久力よりも、ダッシュが早く、ジャンプが高い選手がどうしても有利になる傾向があります。

論文を確認したい方以下のリンクから
↓↓
Jawabreh, L., Tounsi, M., Racil, G., Padulo, J., Migliaccio, G. M., Russo, L., & Trabelsi, Y.(2025)
Specific Physical Performances of Young Male Basketball Players in Palestine: An Assessment by Maturity Status.
Children, 12(1), 64.

晩熟タイプの特徴

以下の特徴に当てはまるのであれば、お子さんは晩熟タイプかもしれません。

  • 50m・100m走は遅い
  • ジャンプ力も高くない
  • でも、シャトルランは得意
  • 試合でも最後までよく動ける
  • 思春期症状がない

これは、晩熟タイプの特徴です。

晩熟な子は、

  • 体が軽い
  • 体重あたりの持久力が高い
  • エネルギー効率が良い

という特徴を持つことが多く、
成長期を迎える前は「持久力型」に見えやすいのです。

そして、中学生以降に成長期(身長が一気に伸びる時期)を迎えると、
筋力・スピード・ジャンプ力が“後から一気に伸びる” ケースも少なくありません。

晩熟な子は、最終的に身長が高くなる可能性も

感覚的に感じている方もいるかもしれませんが、

晩熟な子のほうが、最終的な身長が高くなるケースは珍しくありません。

成長が早い=早く止まる
成長が遅い=長く伸び続ける

というパターンも多く、
「今小さい=将来も小さい」ではない という点は、
保護者の方にぜひ知っておいてほしいポイントです。
※晩熟な子が必ず高身長になるわけではありません。

成長と成熟については、一般向けの書籍でも詳しく解説されています。
非常にわかりやすく解説された書籍をご紹介します。
↓↓

また、書籍購入には抵抗のある方は、以下の記事を見ると、身長を伸ばすための食べ物や習慣を簡単に知ることができます。
↓↓

>>【バスケ部必見】良習慣は180cm 悪習慣なら162cm 身長を伸ばす習慣とは?

晩熟なため、小学生の時には

「上手だけでど、小さいし、身体能力は低い」と評価されていた選手が、成長期を迎え、身長も伸び一気に瞬発力がついて
止められない選手に。

そんな事が起きるのはざらにあります。

じゃあ、早熟はダメなの? → そんなことはありません

ここで大切なのは、
「晩熟が正解」「早熟がダメ」ではない ということです。

実際、現役Bリーガーの中にも、ミニバスの頃から全国大会で活躍し、
そのままトップレベルでプレーし続けている選手もたくさんいます。

一方で、サッカー元日本代表の 本田圭佑 氏は、
YouTubeなどでこんな趣旨の話をしています。

早熟で身体能力に恵まれていると、
周りより有利にプレーできてしまう。
その結果、技術練習をおろそかにしてしまう選手は少なくない

これは、バスケットボールにもそのまま当てはまります。

早熟な子は、

  • 今すでに活躍できている
  • 試合に出られる
  • 成功体験が多い

という強みがあります。

だからこそ、

  • ハンドリング
  • シュートフォーム
  • フットワーク
  • 判断力

といった技術面を意識して磨くことが、将来の伸びを大きく左右します。

技術練習を怠らず積み重ねることで、身長の伸びが止まり、ポジションが変わっても活躍出来る可能性はグッと上がります。

自宅でできる技術練習や、
ミニバス向けにおすすめの練習道具・練習方法については、
別記事で詳しく紹介していますので参考にして下さい。
↓↓

>>【初心者〜中級者向け】バスケスキルを自宅で伸ばす練習・厳選道具紹介

まとめ|「今できない」=「向いていない」ではない

  • ミニバス年代は、早熟な子が目立ちやすい
  • 晩熟な子は、能力が隠れて見えにくいだけ
  • 持久力・動き続ける力は、晩熟の大きな武器
  • 成長期を迎えたあとに、一気に伸びる可能性もある

今の結果だけで、お子さんの可能性を決めつけるのはまだ早いかもしれません。

「向いていない」のではなく、
「まだ途中」なだけかもしれません。

そんな温かい目で親が見守ることで、子供は思い切ってバスケットに取り組む事ができます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次