昨今、日本バスケットボールは、
2020東京オリンピックで女子が銀メダルを獲得。
2023年ワールドカップで男子が大躍進。
世界最高峰のリーグであるNBAでも活躍する選手が出始め、非常に人気が高まっています。
バスケットを始めてみたい、お子さんにやってもらいたい!と考えている人も少なくないと思います。
ただ、最初の1歩を踏み出すのはどの競技でもハードルが高く感じるものです。
・道具はどんなものを準備すべき?
・バスケ以外にも迷っている。バスケの良いところはなんだろう?
・完全な初心者で始めて大丈夫?少しくらい練習しておくべき?
・少年団?クラブチーム?スクール?どう違うの?
・保護者の負担はどれくらいある?
この記事は、読んだ方のバスケットを始める事への不安を少しでも解消するために作成しました。
今回は、バスケ以外にも迷っている。バスケの良いところはなんだろう?と迷っている方の不安を解消するため、
バスケットに関わって30年の筆者が詳しくご紹介します。
筆者が考えるバスケットを行うメリットは以下の通りです。
・走る・投げる・跳ぶなどスポーツの基本動作が向上する
・チームプレーの精神が身に付く
・伸長が伸びやすくなる
・活躍がわかりやすい
・天候に左右されず試合・練習が開催される
走る・投げる・跳ぶなどスポーツの基本動作が向上する
スポーツ大国アメリカでは、昔からシーズンによって取り組むスポーツを変え、スポーツ・運動に取り組む事が当たり前とされてきました。
多様な運動経験により、
・より多くの筋肉・身体の使い方を学習できる
・競技特性が違うスポーツにより身体への負荷が分散され怪我が減る
・燃え尽き症候群の予防につながる
・上記のメリットにより、長期的にみてスポーツ選手として大成しやすい
など大きなメリットがあり、昨今では日本でも広がりつつあります。
競技ごとに特性は違い、
走る・・・・・・・サッカー、バスケット、ラグビー
投げる・・・・・・野球、バレー、バスケット
跳ぶ・・・・・・・バレー、バスケット
素早く切り返す・・バドミントン、バスケット
物を扱う・・・・・テニス、バドミントン、卓球、野球
ぶつかる・・・・・ラグビー、柔道、バスケット、サッカー
筆者の主観が若干入っていますが、バスケットボールは球技に必要な様々な要素が多く含まれています。
バスケットを行う事で様々な身体の動かし方が身につきます。
この力は後々、違うスポーツを行う事になっても必ず役立ちます。
チームプレーの精神が身に付く
スポーツには複数人で行う団体スポーツと、1人又は2人の少人数で実施する個人スポーツに大別されます。
個人スポーツは周りの環境に影響されず、自分のペースで競技を行えるというメリットがあります。
陸上、柔道、水泳などは日本人選手もオリンピックで大活躍しているため、特化するスポーツとしてはおすすめ出来る競技といえます。
最終的にそれらの個人スポーツを選ぶ予定の方にも一度は団体スポーツを経験する事をおすすめします。
その理由がチームプレーの精神が身に付くためです。
社会生活では、人との協力が欠かせません。
バスケットは、
・チームとしての目標をみんなで決める
・試合でうまく行かなかった点を話し合って解決するよう努力する
・良いプレーをした仲間を讃える
・落ち込んでいる仲間がいたら励ます
・時にはお互いの意見がぶつかりけんかもする
こんな事が繰り返されます。
社会生活でも同じじゃないでしょうか?
このような経験を小学生の頃から行えるのは団体スポーツの魅力の一つです。
伸長が伸びやすくなる
身長は、骨の端に存在する軟骨の部分(成長軟骨)が伸びる事で伸びます。
そして、伸長を伸ばすのに「運動」は必須の要素です。
ある程度の時間、運動を行う事で伸長を伸ばすのに必要な”成長ホルモン”が大量に分泌されます。
この成長ホルモンの分泌は運動時間・強度が長くなるほど増加すると言われています。
バスケットは常に走る・跳ぶが多く、非常に運動量が多いため伸長を伸ばしやすいスポーツと言えます。
また、運動は成長ホルモンの分泌を直接促す効果もありますが、
睡眠の質を向上するのにも役立ちます。
多くの人がご存知の通り、「寝る子は育つ」と言われます。
若い年代ほど多くの睡眠が必要ですが、日中の活動量が少ないと夜になかなか寝付けない原因になります。
バスケットのように運動量の多いスポーツは練習で疲れ果てて、すぐに寝る子が多いです。
ちなみに伸長を伸ばすために必要な小学生の睡眠時間は9〜11時間だそうです。
活躍がわかりやすい
小学生のスポーツ活動は保護者の協力が必要な場合も多くあります。
そのため、保護者が競技自体を楽しめるかどうかも重要な要素です。
バスケットは多くの点数が入る競技です。
そのため、今回は○点決めれた。次回は2点多く取りたい。
など、具体的な目標が決めやすく、子供と一緒に成長が見えやすい競技です。
サッカーのゴールキーパー、バレーのリベロなどは大事なポジションではありますが、
素人にはやや活躍がわかりづらいものです。(決して競技・ポジションを否定する気はありません。)
バスケットにもポジションはありますが、
昨今はポジションを固定せず、色々な役割を行うような動きになりつつあります。
天候に左右されず試合・練習が開催される
サッカー、野球などの屋外競技は公式戦であれば多少の雨が降っても開催されます。
動いている選手たちは必死にプレーするためあまり気にならないそうですが、
これ、応援する側にとっては大問題。
小雨の中、傘をさして2時間黙って座っているのって大変です。
雨の日の試合・練習から我が子が帰ってきた事を想像して下さい。
ベチャベチャで帰ってきた子供がどこを通ったかがわかるくらい床が濡れている事も珍しくないでしょう。
カバンを開けると、どろどろの練習着も出てきます。
洗濯機だけで落ちない汚れは手洗いの必要性も生じます。
バスケットのような屋内競技はこれらに悩まされる事はほとんどない事はメリットの一つと言えます。
まとめ
・走る・投げる・跳ぶなどスポーツの基本動作が向上する
・チームプレーの精神が身に付く
・伸長が伸びやすくなる
・活躍がわかりやすい
・天候に左右されず試合・練習が開催される
以上がバスケットを始めるメリットでした。
バスケットを始めようと迷っている方の参考になればとても嬉しいです。
また、私は長年バスケットに関わっているため、立場上バスケットの良いところを上げましたが、
他の競技を否定するつもりは全くありません。
バスケットよりも他の競技の方が優れている部分はたくさんあります。
参考までに、バスケットを選ばない方が良いケースをまとめた記事もあります。
お子さんが楽しんで行えそうな競技を選ぶ参考にしてみて下さい。
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